「花陽浴 純米大吟醸 さけ武蔵」呑めれば美味しい幻の酒

今回は、埼玉県羽生市で1860(万延元)年創業の南陽醸造のR3BY新酒「花陽浴 純米吟醸無濾過生原酒 美山錦」です。

南陽醸造について

埼玉県にあるのに南陽とは不思議ですが、社名と同じ「南陽」という地元酒があり、その「陽」の一文字を取り、“太陽の陽ざしをたくさん浴びて大輪の花を咲かそう!”と3人の若き蔵人が名付けたのが「花陽浴」というわけです。酒屋さんではすっかり見なくなってしまった「花陽浴」ですが、なじみの店では呑むことができるのでありがたいです。

「花陽浴 純米大吟醸 さけ武蔵」

さけ武蔵100%使用で48%精米です。さけ武蔵は埼玉県の酒米で、2004年に「若水」を父に、「改良八反流」を母に交配して育成されたものです。心白が大きいため割れやすいうえに、溶けやすいので味が濃く出るということで、だんだんと使われなくなったようですが、花陽浴では以前から使われていますね。溶けないように注意をしているのか、香りは控えめ、少し硬めの甘味があって後味はスッキリしています。

華やかな香りと甘味がイメージとなっている花陽浴のなかでは少々異色の商品かもしれませんが、都合のいいもので、手に入れば美味しくいただけます(笑)

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