「自然郷 30BY試験醸造」楽器正宗に繋がる酒

今回は、福島県西白河郡矢吹町の大木代吉本店「自然郷」の試験醸造です。大木代吉本店といえば、今大人気の「楽器正宗」を醸す酒蔵ですが、今回は主力銘柄の「自然郷」での試験醸造(1.8Lが147本、720mlが276本ということです)です。ラベルがカモ柄でかっこいいですね。

大木代吉本店おなじみの特別栽培米、福島県産「夢の香」100使用で60%精米です。原酒なのに13度という低アルコール度数で醸されているのが試験醸造ということですね。

フルーティな香りと軽いガス感があります。軽い甘味があって爽やかな呑み口です。さらに温度が上がってくると香りも強くなってワインのように香りを愉しみながら呑めるほどのいい香りです。あっという間になくなってしまいます(笑)

無濾過無加水ということですが、肉眼ではオリはほとんど見えません。ただ、iPhoneでアップにして撮った写真だとかすかにオリが見えますね。

このオリがまた複雑な味わいを醸し出しているのだと思います。低アルコール度数の日本酒は夏の時期に呑みたいものですが、これは1年を通じて美味しく呑める逸品だと思います。「楽器正宗」も試験醸造からでしたが、この低アルコール「自然郷」も試験醸造だけでなく、ぜひ定番商品にしていただきたいです。

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