「独楽蔵」ふた夏越したひやおろし

今回は珍しい一本です。「ひやおろし」といえば、冬に仕込んだ酒をタンクでひと夏を越した状態で瓶詰めするものなのですが、それを二回、ふた夏越した「独楽蔵 ひやおろし 二年目の秋」。1898年創業で、1920年から福岡県久留米市で酒を醸す株式会社杜の蔵の「独楽蔵」です。酒米としては、すべて福岡産の夢一献と山田錦、大地の輝を使用している地元重視蔵です。

使用米は福岡県産「夢一献」で60%精米。「夢一献」は福岡の特A食用米「夢つくし」を親に持ち、福岡県農業総合試験場で作られた福岡の酒米です。1年半熟成のため、ボディは感じられませんが、意外と残っている甘味がアルコール度数16度にちょうどいい感じです。食中酒にしたら間違いなくスイスイいけてしまうので、危険な酒です(笑)

蔵自体は福岡県ですので、酒粕焼酎から始まったそうです。「吟香呂」「豪気」などが主力銘柄です。九州で日本酒を造っている蔵は焼酎も造っているところが多いですね。

このレベルの日本酒が造れる酒蔵ですから焼酎も美味しいのではないかと思いますが、やはり見ることが少ないので、機会があれば呑んでみたい銘柄のひとつとなりました。