「本金 純米酒ひやおろし」諏訪湖のほとりにある歴史ある蔵
今回は、長野県諏訪市諏訪で1756(宝暦6)年創業の酒ぬのや本金酒造株式会社です。主要銘柄は「本金」で「本当の一番(金)の酒を醸す」という想いが込められているそうです。また、漢字が左右対称になっていて、裏表がないという意味もあるそうです。
国道20号線沿いにこの本金酒造、麗人酒造、舞姫と3つの酒蔵が並んでおり、すべて霧ヶ峰の伏流水を使っていて、一番古いのがこの本金酒造です。ホームページによれば、生産量は100石強。一升瓶で2万本足らずというところです。歴史は長いですが、石高は増えていないということでしょうか。
「本金 純米酒ひやおろし」長野県産ひとごこち100%使用で60%精米です。香りは控えめで、ひやおろしですが酸味が立っています。その後、旨味があり、甘味もわずかに感じられ、スッと消えていきます。食中酒にいいタイプです。
長野県は移住したい県ナンバーワンということですが、県産の酒米も豊富で酒蔵もたくさんあり、山あり温泉ありで納得できますね。冬の寒さがなければいいんですけど、それがないと美味しい酒も造れないということで、私はその美酒を味わうだけにしておきたいと思います。