「新政 東北清酒鑑評会優等賞受賞酒」美しい米で醸す酒

令和元年となりましたね。令和最初は、秋田県秋田市の新政酒造「平成三十年度 東北清酒鑑評会優等賞受賞酒 廻ーKai」です。令和の最初に平成最後の鑑評会受賞酒というのもなんですが、「美味いものはいつの時代でも美味い」ということですね。

さて、こちらは秋田県河辺鵜養地区で収穫された美山錦を100%使用、40%精米の生酛造りです。河辺鵜養地区は秋田県のど真ん中にあるところで、周囲を山に囲まれ、その間を通る大又川の流域にある日本の原風景のような集落。イワナが棲んでいるくらいですからとてもきれいな水を使って稲作を行っています。

稲作農家の方も佐藤さんという苗字だそうですが、酒米作りが2年目。水が冷たいため病気になりやすいところを丹念に丁寧に栽培されています。その美山錦100%ということですので、出来上がった日本酒は非常にきれいなお酒となっています。

若き杜氏の植松誠人氏は就任一年目での受賞ということですが、東北だけでなく秋田県の鑑評会でも知事賞を受賞しています。こちらのほうは同じ鵜養地区産の「あきた酒こまち」40%精米となっています。

平成の代表酒となっていた「新政」の佐藤祐輔蔵元もまだ40代ですが、さらにお若い植松杜氏が醸す「新政」も「令和の代表酒」にもなるはずです。さらなるブラッシュアップに期待してしまいますね。

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