「御慶事 純米吟醸 雄町」2020JALビジネスクラス搭載の酒
今回は、茨城県古河市で1831(天保2)年創業の青木酒造です。青木酒造といえば「鶴齢」「雪男」などで知られる新潟県の蔵を思い浮かべますが、こちらは茨城県の青木酒造です。ただ、茨城県と言っても古河市は埼玉、栃木に近い西側にあります。
そんな古河市で唯一残る蔵元が醸すのは「御慶事」です。おめでたい名前ですね。この「御慶事 純米吟醸 雄町」が「SAKE COMPETITION 2019」で「JAL空飛ぶSAKE賞」を受賞したことで、2020年10月現在のJAL国際線ビジネスクラスに搭載されているということです。
「御慶事 純米吟醸 雄町」岡山県産雄町100%使用で50%精米です。キャラメルのような甘い香りにメロンのような味わい、基本は甘味があって微妙に酸味、苦みがあります。「雄町」らしい力強さは感じませんが、スイートな「雄町」という感じでしょうか。ちなみに「雄町サミット」では吟醸酒の部で優等賞を3年連続受賞しているということです。
青木酒造では本来、地元の酒米「ひたち錦」や「ふくまる」を主に使用しているということです。ですが、生産量が少ないため、この純米吟醸には「雄町」を使用したとのこと。人気の「森嶋」同様、茨城県らしくない味わいの酒ですが、一般受けはいいのではないでしょうか。また新しい贔屓が登場しました。