「墨廼江 特別純米 ひやおろし」少し甘味もある辛口酒
今回は、宮城県石巻市で1845(弘化2)年創業の墨廼江酒造「墨廼江 特別純米 ひやおろし」です。
墨廼江酒造について
酒蔵のある石巻は伊達藩の米の積出港で、江戸時代から千石船が多数往来する海路交通の拠点です。現在は四季を通じて新鮮な魚介類が水揚げされていて、酢飯が大きい寿司で有名ですね(笑)。さらに酒蔵がある住吉地区には昔より水を司る神様を祭った墨廼江神社(現・住吉神社)があり、弘化二年(1845年)、海産物問屋と穀物問屋を営んでいた澤口家2代目当主、澤口安治氏がその「墨廼江」をそのまま酒名にして酒造りを行っていた商家より蔵を譲り受けて酒造業を開始することになりました。
「墨廼江 特別純米 ひやおろし」
五百万石使用で60%精米です。宮城県の酒は魚に合わせる的なものが多く、辛口すぎてあまり好みではないのですが、これはひやおろしだけに少し甘味があり、途中に挟むにはいいかと思いました。当然、キレは抜群です。
辛口にもいろいろあるので、辛口がすべて苦手というわけではありません(笑)