「上喜元 翁」久しぶりに買えたコスパ最高のブレンド酒

今回は、山形県酒田市の酒田酒造「上喜元 翁」です。本数が少ないうえに一升で2000円ちょっととコスパ抜群なため人気が高まってきていて、ここ2年ほど出遅れてしまい購入できませんでした。ただ、少しずつさみだれで出荷されているのか、運よく見つけることができました。

なぜ人気かといえば、タンクで瓶詰めできなくて残ったものを絶妙なバランスでブレンドしているので、大吟醸がけっこうな割合で含まれているからです。精米歩合も35%~60%まで多岐にわたっています。

「上喜元 翁」

山田錦、美山錦、雪化粧、美山錦、出羽燦々など国産米100%使用で、精米歩合は非公開(35%、40%、50%、55%、60%をブレンドなので何%なのかわかりませんよね)、味を調える醸造アルコールが添加されています。香りは控えめで、口に含むとバランスのいい旨味が広がります。辛口ではありませんが、甘すぎもせず、醸造アルコールで味が締められている感じです。切れ味はいいですね。やはり来年も買いたくなる一本です。

この「翁」にしても、同様な感じの「裏ロ万」にしても、生産量がある程度ないとブレンド酒を東京に出荷するのは難しいと思います。人気蔵だけに可能なことだと思いますが、せんきんのようなドメーヌ蔵でこういう商品があると楽しいです。もしかしたらすでにあるのかもしれませんけれど。

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