「ちえびじん LAPIN」ピチピチのおりがらみ
今回は大分県杵築市で1874(明治7)年創業の中野酒造「ちえびじん LAPIN」です。
中野酒造について
杵築市は大分市の真向かいで別府市から出べそのようになっている国東半島の中間にあります。大分空港からはとても近いですね。このあたりは酒蔵が多かったそうですが、現在は中野酒造が孤軍奮闘しているということです。中野酒造の地下200mから湧き出る「六郷満山の御霊水」を仕込み水として使用している「ちえびじん」は、もともと創業時の女将だった中野智恵さんの名前をとって「智恵美人」と漢字の酒名でした。現在の6代目蔵元である中野敦之氏の代になってひらがな「ちえびじん」が醸されました。現在はひらがな、漢字両方で製品を出しています。ちなみに仕込み水はお菓子で有名なモンドセレクションで3年連続最高金賞を受賞するほどの名水です。
「ちえびじん LAPIN」
麹米に山田錦65%精米、掛米に大分県杵築産ひのひかり70%精米の、フランスKURA MASTERでプレジデント賞を受賞した「ちえびじん 純米酒」のスペックをそのままに、微発泡の「おりがらみ」を造ったとのことです。イチゴのような甘い果実の香り、ピチピチのガス感に苦味、とろみ、あまり甘くなくドライな味わいです。
うさぎが好きな方がうさぎラベルを造ったらしく、フランス語でうさぎ「LAPIN(ラパン)」と名付けたそうです。なかなか趣深い命名ですね(笑)