自宅飲みのときの氷、どうしていますか?

 自宅飲みのときコンビニで氷を買ってしまうと、高くついてしまいますよね。けっこう冷蔵庫の場所をとってしまうし、もったいないですね。自宅の冷蔵庫でコンビニ氷と同じようなものができればそれが一番オトクというものです。給水タンクに水を入れておけば、勝手に氷ができているのですから、この季節は本当に助かります。
 私は焼酎の炭酸割りやウイスキーのロックを飲むときには冷蔵庫で作った氷を使っています。もちろん、コンビニ氷のように透明で大きな塊ではありません。
 それではイヤだという方もいらっしゃるでしょう。では、給水タンクに「○○の天然水」や「ミネラルウォーター」を入れておけばいいのでしょうか?
 簡単にいうと、それはNGというか注意が必要です。天然水やミネラルウォーターは消毒されていないので、給水管に雑菌が繁殖して氷に雑菌が混ざったり、カルシウムが凝固したりして給水管が詰まり、故障の原因となってしまうのです。もちろん、給水タンクや給水管を3日に一度くらい清掃すればいいと思いますが、面倒ですよね。なので、浄水処理されている水道水がいいわけです。
 私の地元は下町ハイボールでおなじみの地区なので、悪名高い「金町浄水場」の水が水道水として配給されています。以前は、下水道普及率が低かった松戸市から流れ込む坂川の水を浄水するために大量の塩素を使用していたため、日本一カルキ臭い、日本一マズイとワースト水道水で有名でした。しかし、現在では高度浄水処理がなされ、自宅のアルカリイオン水と大差ない味になっています。おまけに「東京水」としてペットボトルで売られているほどです。できあがった氷もコンビニ氷とまではいきませんが、いやな臭いや変な味はまったくなく、及第点をあげられる出来です。写真を見ると、意外と透明っぽくないですか(笑)
 もちろん殺菌処理もされていますから、冷蔵庫メーカーが推奨する水道水の要件を満たしているわけです。
 冷蔵庫は高価なので10年単位で使用するものですから、自動製氷機の給水管など、手の届かないところがどうなっているか不安に思いますよね。そんな不安も水道水を使えば不要です。

 これからの季節、氷の消費量が増えますが、水道水で節約と安心を手に入れて、暑い夏を乗り切りたいですね。

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