「麦冠　情け嶋」焦げ麦味の旨い焼酎

今回は、東京都八丈島で昭和22年に設立、昭和30年から芋焼酎を製造開始した八丈興発株式会社の麦焼酎「麦冠　情け嶋」です。

八丈興発株式会社について（というより八丈島の焼酎の歴史）

１８５３年、ペリー提督が浦賀に来た年に、鹿児島は阿久根の商人、丹宗庄右ェ門（たんそう　しょうえもん）が琉球との密貿易（抜け舟）の罪によって八丈島に流罪となりました。当時、八丈島では雑穀を使ったドブロクを飲んでいました。
庄右ェ門はさつま芋を見て、九州ではこのさつまいもで酒を造っていると言って、実家から蒸留器を取寄せ島民に焼酎造りを教えたのが八丈島での焼酎造りの始まりです。
このような歴史から焼酎の教科書には、芋焼酎の産地として鹿児島、南宮崎に加えて伊豆諸島も入っているのです。（八丈興発株式会社のHPより）

「麦冠　情け嶋」

オーストラリア産麦、麦麹使用です。アルコール度数は通常の25度。通常の「情け島」より若干高価な商品で、「兼八」のような焦げ麦味です。美味しい上に魚や揚げ物などにも合うため、四合瓶があっというまに無くなってしまいました。

たまたま八丈島料理の店に行ったので、呑んでみましたが、島には面白い焼酎があるものですね。