ファーストクラスの日本酒「JAL」編
今回は、ファーストクラスの日本酒「JAL」編です。
JALの場合、毎年銘柄を入れ替えているのか定かではありませんが、以前見たときとあまり変わっていないような気がします。
HPで2018年のラインナップを確認してみると……、
3月~5月が静岡県の磯自慢酒造「磯自慢 中取り純米大吟醸 アメジスト」。さすがの特A地区東条産山田錦100%です。以前はあまり純米酒を出していなかったイメージでしたが、自社HPで確認すると純米が多くなっています。もう一本は宮城県新澤酒造店「伯楽星 純米大吟醸 桜」。こちらは宮城県の酒米「蔵の華」100%使用です。
6月~8月が福島県「飛露喜 純米大吟醸」。こちらは使用米がわかりませんでした。もう1本の愛知県萬乗醸造「醸し人九平次 純米大吟醸 彼の地」は山田錦を40%精米まで磨いているので、スッキリめの甘味だと思います。九平次はアル添ドライなイメージがあったので、純米大吟醸は意外でした。
9月~11月がふたたび「磯自慢 中取り純米大吟醸 アメジスト」と山口県旭酒造「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」。こちらは水のように飲めます。飛行機の中だと気圧の関係で酔いが回りやすいので、ファーストクラスに乗るときは気をつけたいですね・・・・・・。
12月~2019年2月が山形県高木酒造「十四代 大吟醸 播州山田錦」。さすがの特A地区東条産山田錦100%、もう1本の福井県黒龍酒造「黒龍 大吟醸」は国産山田錦50%精米に醸造アルコール添加となっています。
すべてがプレミアム銘柄で、甘味のあるものとスッキリめの味わいの組み合わせとなっている感じです。ただ、この銘柄のなかでドンピシャリで私が飲んだことがあるのは「獺祭」のみですが(苦笑)
2008年に開かれた洞爺湖サミット(古い!)で供された日本酒が「磯自慢」「飛露喜」「十四代」「醸し人九平次」の別製品で、これらの酒蔵が話題となり日本酒ブームとなりましたから、現在の流行を追っている感のあるANAに比べて、ちょっと年上感がありますね。
一方、ビジネスクラスには「澤屋まつもと」「上喜元」「東洋美人」などがありますので、こちらのほうがイマドキな感じがします。搭乗する年齢層にも関係あるかもしれませんね。
美味しいのはファースト、ビジネスどちらでも同じですけどね。