「萩乃露」槽場直汲みと果実酒が光る蔵

一年中ですが、会社に持っていくペットボトルをネットで買っています。そのネットの店が滋賀県にあるらしく、夏用の炭酸水とともに滋賀県の地元酒セットを購入してみました。今回はその中のひとつ「萩乃露」です。

「萩乃露」を醸す福井弥平商店があるのは滋賀県の湖西にある高島市、創業は1750年ころで、すでに約270年経っています。琵琶湖畔に生えている萩がその名の由来だそうです。

滋賀県はその6分の1を琵琶湖が占めていて、住める土地の大きさは大阪府より小さいということですが、意外と米どころで、近江米としてコシヒカリ、キヌヒカリ、日本晴、秋の詩などがあり、最近は2013年に開発された「みずかがみ」が特A品種としてクローズアップされています。私もふるさと納税でもらってみましたが、少し固めで甘さ控えめな感じでした。「つや姫」や「ゆめぴりか」のモチモチ系が好きなので、ちょっと系統が違う感じです。

そして、酒米には「滋賀渡船6号」、「玉栄」、「玉栄」と山田錦を掛け合わせた「吟吹雪」などがありますが、福井弥平商店ではレギュラー酒では主に「山田錦」、「吟吹雪」を、旬の日本酒には「滋賀渡船6号」「山田錦」「コシヒカリ」「夢みらい」そして山田錦の親米「山田穂」を使用しているようです。

その「吟吹雪」を使った地元酒が「萩乃露 純米まごころ」です。精米歩合70%、アルコール度数は15度、辛口でキレがあります。食中酒としてもまったく邪魔しません。一升で2136円(税別)ですから、レギュラー酒として地元に根付いているのもわかります。これをみて、ふりがなが「はぎ乃つゆ」だということに気づきました。

東京でよく見るのは萩が左側に書かれているもので、写真は「萩乃露 槽場直汲み 純米吟醸 山田錦」です。槽場直汲みとは空気にほとんど触れずに瓶詰するので、瓶内発酵のピチピチ感が味わえます。山田錦の香りと心地よい甘さに自然な炭酸ガスと、3拍子揃った銘酒です。

そして、萩乃露といえば「和の果のしずく」です。国産果実と日本酒の組み合わせですが、100%ジュース的な味わいはスゴイです。「うめ酒」「レモン酒」「みかん酒」「ゆず酒」があり、とくに「みかん酒」はそのみかん度に驚きました。

この手の酒には奈良県「梅の宿」の「あらごしシリーズ」がありますが、負けず劣らず美味しいです。これらをロックやソーダ割で飲むのも夏向きかもしれません。

滋賀県の酒蔵は個性的なところが多いので、飲み比べも楽しいと思いますよ。