「日輪田 生酛 しぼりたて 純米生原酒」山廃から生酛へ転換第一弾
今回は、宮城県栗原市金成有壁新町で1840年創業の萩野酒造「日輪田 生酛 しぼりたて 純米生原酒」です。萩野酒造は「萩の鶴」と最近では「メガネ専用」で有名ですが、2002(平成14)年から始めている銘柄がこの「日輪田」です。
萩野酒造について
萩野酒造のある栗原市は、東北新幹線の仙台と盛岡の中間のすぐそばにあります。蔵のある金成有壁新町は「萩の町」として有名だったことから縁起のいい鶴を付けて「萩の鶴」が主要銘柄となりました。そして「日輪田」が誕生したわけですが、古代神に捧げる穀物を育てたまるい田のこと。「お日様」と「田んぼ」の恵みを皆で「輪」になって楽しんでほしいという意味も込められています。「日輪田」は全量純米造り、販売店限定でスタートした銘柄で、2013(平成25)年からは全量山廃仕込み、そして2020BYから全量生酛造りとなりました。その初挑戦のお酒がこちらです。
「日輪田 生酛 しぼりたて 純米生原酒」
五百万石100%使用で60%精米です。瓶を立てて要冷蔵とありますが、瓶内二次発酵の生原酒です。ピリリとガス感があり、爽やかな酸味と旨味で〆の一杯にいいですね。少し口の中に置いておくと甘味が出てきますが、サッパリと流れていきます。
これから順次山廃から生酛に変えていくそうです。これが生酛第一号ということですから、今後が楽しみです。メガネだけでなく日輪田も要注目の銘柄となりますね。