「分福 純米 生酒」ドライなワイン酵母仕込みの酒
今回は、群馬県館林市で1825(文政8)年創業の分福酒造「分福 純米 生酒」です。
分福酒造について
館林の茂林寺に残る茶釜がもとになっている昔話の「分福茶釜」が蔵名、酒名になっているようで、さらに「福」を分けるという意味もあることで命名されました。てっきり「ぶんぷく」だと思っていたのですが、今回「ぶんぶく」だということを理解しました。
館林といえば、毎年最高気温を熊谷などと争っているところで、また外国人労働者が多く住んでいる町としても有名です。そんな館林での仕込み水は赤城山系の伏流水。地元でオリジナルの米「舞風」作りを行って、オール館林産の「於波良岐(おばらぎ)」という日本酒を醸していたりします。
「分福 純米 生酒」
国産米100%使用で65%精米です。ワイン酵母を使用していますが「鳳凰美田」の感じではなく、酸味が強めで甘味少なめ、ドライな味わいです。しかしながら辛口ということではなく、スッキリ系の旨口と言えます。呑みやすいです。
ワイン酵母と言っても、一概に同じ味わいということではなく、甘めだったり、ドライだったりするのは「ワイン」と同じですね。