「金鶴」佐渡島産米だけで醸す佐渡の酒蔵

今回は、新潟県佐渡市沢根炭屋町で1915(大正4)年創業の加藤酒造店です。1993(平成5)年に、よりよい水を求めて製造場を金井地区に移転しました。沢根は佐渡島の中央の西側、金井はど真ん中です。そこはかつて違う酒蔵が酒を醸していた場所で、加藤酒造店の理想ともいえる硬度1.8の水が湧いているそうです。そして2016(平成28)年に佐渡産米だけで醸す酒蔵となりました。

佐渡市には意外と酒蔵があります。「真野鶴」の尾畑酒造、「北雪」の北雪酒造、「天領盃」の天領盃酒造などなど。そのなかでも「金鶴」はあまり知られていないのではないでしょうか。この「金鶴 本醸造」を購入した吉池デパートでは地元でしか流通していないと書かれていました。吉池デパートは東京なんですけどね(笑)

「金鶴 本醸造」麹米が佐渡産五百万石で精米歩合60%、掛米が佐渡産越いぶきで精米歩合65%、醸造アルコール添加です。淡麗辛口ながら、旨味も感じられて食中酒にピッタリです。アルコール臭も少なく、刺身系にはとても合うと思います。

「真野鶴」「北雪」のようなフルーティな香りがないので、シンプルな酒がお好きな方はいいのではないでしょうか。また吉池デパートは新潟県の酒を中心にラインナップしていますので、淡麗辛口が呑みたくなったらまた行って購入してみたいと思います。

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