「東鶴」佐賀県のど真ん中で醸す酒蔵

今回は、佐賀県多久市で1830(天保元)年創業、平成元年に休業して2009(平成21)年に蔵元の野中保斉さんが家族での酒造りを再開した東鶴酒造です。多久市は佐賀県のど真ん中にあり、仕込水は多久の山々から流れ込む伏流水で柔らかくスッキリした味わいの良質な軟水です。

「東鶴 槽搾り純米酒」国産米(美山錦らしい)使用の65%精米です。軟水で仕込んでいるので、やさしい味わいですが、やや熟成した香りを感じました。仕込みには蔵に眠っていた古い道具と現代の道具の両方を使っているということですので、槽搾りは古い槽を使っているのかもしれませんね。

H30BYからリニューアルして酒造りを行っているということですが、2019年8月末の集中豪雨で浸水してしまい、現在は復旧作業にがんばっているということです。幸いなことに今年の酒造りが始まっていなかったので、新酒から味わうことができると思います。

今年はまだ台風が九州北部を通過するようで、たいへんな状況が続くと思いますが、私たちも九州のお酒を呑んで復旧に協力したいと思います。また、千葉県もまだ大変な状態が続いているようです。こちらにも力を貸していただければと思います。

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