「宗玄」能登半島の先っぽにある石川県の酒蔵

今回は、石川県珠洲市宝立町宗玄で1768(明和5)年創業の宗玄酒造です。地名は能登の守護職だった畠山氏一族に由来しているということです。2000年代に入って15回鑑評会の金賞(2016年から2019年まで4年連続)を取っている実力蔵ですね。主力銘柄は社名の「宗玄」です。

珠洲市は「すずし」と読みます。石川県の一番奥というか、能登半島の先っぽです。鉄道は「のと鉄道七尾線」の穴水までしか走っていませんので、HPでは「秘境の地」として、七尾駅から車で約1時間30分、能登空港からレンタカーで約40分となっています。1年を通して一定して12度に保たれているトンネル貯蔵蔵を持っているようで、「宗玄 隧道蔵」という製品も時期と数量限定で出荷しています。

こちらは「宗玄 純米 ひやおろし」広島県産八反錦100%使用で55%精米です。しっかりした濃厚な味わいです。ひやおろしの甘さではなく、米の旨味を感じる美味しさです。

石川県の日本酒も金沢に近いほうから奥能登に向かってだんだんと濃厚になっていく感じですね。こういったしっかり系の日本酒をゆっくり味わうのも秋の愉しみのひとつです。

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