「〆張鶴」言わずもがなの新潟県の代表酒

今回は、新潟県村上市で1819(文政2)年創業の宮尾酒造です。主力銘柄はもちろん「〆張鶴」。村上市といえば新潟でも最北端に位置し、山形県に近いところにあります。そんな昔からの米どころで培われてきた酒造りですから、まずいわけがありません。80年代中盤に流行した「3梅」には入っていませんが、八海山、〆張鶴は新潟の酒のなかでも美味しい銘柄として知られ、人気がありました。

そんな〆張鶴がなじみの酒屋さんで扱われるようになり、久しぶりに購入してみたわけですが、やはり「特別本醸造」を選びました。「〆張鶴 雪」五百万石使用で55%精米、醸造アルコール添加です。淡麗辛口のイメージがありましたが、フルーティな香りが立ち、ほんのりと甘味があります。淡麗旨口といったほうが正しいですね。スッキリして呑み飽きしない味わいで、安心して呑み続けられます。

今年は村上市、鶴岡市に大きな地震があり、たいへんな被害を受けたと思いますが、それにも負けずどんどん美味しい日本酒を醸していただきたいです。

また、今次の台風19号でとんでもない状況に陥っている酒蔵もあると思います。一刻も早い復興を願っています。

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