「WAKAZE THE CLASSIC」2年目を迎えるオールフランス産の酒

今回は、東京都世田谷区で2016(平成28)年1月創業、6月に山形県鶴岡市に本社移転した株式会社WAKAZEの「WAKAZE THE CLASSIC」です。

株式会社WAKAZEについて

「日本酒を世界酒にする」ことを目標として、1988年生まれの稲川琢磨氏によって設立された酒蔵です。酒造りはパリと三軒茶屋の醸造所で行っていて、三軒茶屋は「どぶろく」中心、清酒は2019年に設立されたパリ醸造所となっています。

清酒は、フランス唯一の稲作地帯・南仏カマルグで栽培されるジャポニカ米(「醸し人九平次」でも使われていますね)、現地の硬水、現地のワイン造りに使われるBIO規格ワイン酵母を使って、稲川CEOと同じ1988年生まれの今井翔也杜氏がパリ醸造所で醸しています。2019年に仕込んだ初回醸造酒がフランスのKURA MASTERでプラチナ賞、ロックダウンの最中に仕込んだ9本目の醪がIWC(International Wine Challenge)のSAKE部門にてシルバーメダルを受賞。KURA MASTERで日本以外の海外蔵によるプラチナ賞受賞は、コンクール創設以来初めての出来事ということで、1年目から快挙を続けています。

「WAKAZE THE CLASSIC」

2年目を迎えたパリ醸造所で醸された日本酒はカマルグ産米100%で、なんと92%精米です。焼酎用の白麹を使ってスッキリ感を出しているそうです。米をほぼ丸々使っているのに、ざらつき感はありません。酸味があり、さわやかな味わいです。

日本酒を世界に広めたいという若い蔵人が増えています。ワインとは違う醸造酒の味わいをぜひ世界の人々に味わってもらいたいですね。

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