「鳴海 特別純米ひやおろし」東の灘と名付けられた蔵元の酒

今回は、千葉県勝浦市で1867(慶応3)年創業の東灘醸造株式会社です。主力銘柄は地元流通の「東灘」と限定流通の「鳴海」です。「東灘」は「灘の酒」にちなみ、東の灘ということで命名され、創業時からの銘柄。「鳴海」は「なるか」と読みます。勝浦湾を望む高台に「鳴海神社」があるそうで、ロードレースや駅伝などのイベントに冠されています。

そんな「鳴海」は、千葉県産ふさこがね、秋田酒こまち、北海道のきたしずく、雄町、山田錦などを使って、微微発泡な味わいらしいですが、今回購入したのが「ひやおろし」だったので、まったくそんな感じはありません(笑)

「鳴海 特別純米ひやおろし」使用米は年によって違うらしく、秋田酒こまち、きたしずくのブレンドと書かれている酒屋さんのHPがありますね。60%精米でアルコール度数も16~17度と若干高めです。ふつうの「ひやおろし」とはちょっと異なる感じで、甘味はあまりありません。日本酒度はー3ですが、辛口に感じます。米の旨味を感じながら、純米なのに醸造アルコール的な風味も感じました。南総ということで、カツオやマグロなどの濃いめの味わいの魚に合うと思います。

千葉県の酒蔵は少量生産で地産地消のところが多いので(東灘醸造も200石)、出合いはなかなかありませんが、少しずつ新しい出合いを求めていきたいです。

フォローお願いします。