「長珍 うすにごり生 純吟山山5055」呑み始めにふさわしい一杯

今回は、愛知県津島市で江戸時代後期に創業の長珍酒造「長珍 うすにごり生 純吟山山5055」です。

長珍酒造について

酒蔵は、濃尾平野西部に位置し、酒造りの最盛期となる1月から2月にかけての厳寒期には「伊吹おろし」といわれる山々からの冷たい北風が吹くそうです。仕込水は木曽川・長良川・揖斐川の三川からの伏流水。初代から「量より質」を追求し、数多くの賞をとってきた功績が認められ、天皇陛下名古屋離宮ご台覧の折には県下を代表して献上酒に選ばれました。津島市はかつて提灯作りが盛んだったということと、いつの世においても長く愛され、珍しくも美味しいお酒と珍重される酒造りを目指して「長珍」と名付けられました。「長珍」は新聞紙にくるまれたシリーズが知られていますが、今回は普通のパターンです。

「長珍 純吟山山5055」

兵庫県産山田錦100%使用で、麹米50%、掛米55%ということで「5055」ですね。これまで長珍を最初に呑むことがなかったのですが、微妙に微発泡、うすにごりの若干苦みと酸味、旨味があって、トップバッターにふさわしい味わいとなっています。新聞紙にくるまれていないのも、重めではないラインナップなのでしょう。長打力のありそうな一番打者という感じです。

独特なラベルはそのままですが、少しあか抜けた感じ(笑)で、オススメです。

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