「総乃寒菊 蔵開き限定酒」年に一回愉しめる3種類の味わい

今回は、千葉県千葉県山武市松尾町の寒菊銘醸が、年に一回行うはずだった蔵開きのために瓶詰めした「総乃寒菊 蔵開き限定酒」です。「あらばしり・中取り・責め」を杜氏の目利きにより槽場直汲みの無濾過生原酒で蔵出しするものですが、残念ながら今年は中止になってしまったため、市場に出た貴重な品ですね。

「総乃寒菊 蔵開き限定酒」千葉県産山田錦100%使用で70%精米のアル添です。まずは「あらばしり」から、ほのかな吟醸香とスッキリ味、かすかにガス感を感じます。吞み口がいいですね。「とりあえずビール」的な感じです。つぎの「中取り」は香りが若干増していて、旨味、スッキリ甘味、酸味のバランスがよく、やはり美味しいです。こちらを呑んでしまうと「あらばしり」が薄味に感じてしまいますね。そして「責め」は「中取り」に甘味、旨味に力強さが増している感じです。ガツン系ですが、順番に呑んでいくと味の変化が愉しめていいですね。

瓶にはひと目でわかるように赤、黄、青のリボン的なテープが貼ってあり、ビールのようなワインのようなイメージです。これが呑めるということなら、来年の蔵開きにはぜひ訪れてみたいですね。そんな思いにさせてくれるお酒でした。

フォローお願いします。