「福祝」300年続く千葉県君津市の酒

福祝1

今回は、千葉県君津市久留里で1716(享保元)年創業の藤平酒造です。300年もの歴史がありますが、現在は3兄弟だけで日本酒を醸している年間300石の小さな蔵です。千葉県日本酒活性化プロジェクトに参加していて、千葉県産ふさこがねや山田錦を使ってオール千葉県で日本酒造りを行っています。

ですが、今回は「福祝 山田錦55」兵庫県産山田錦100%使用で55%精米の無濾過、純米吟醸レベルのお酒です。かすかにオリが漂って、山田錦らしい吟醸香、甘味と旨味のバランスのいいお酒です。

久留里は木更津からJR久留里線に乗って終点・上総亀山駅の3つ手前にあり、房総半島でもちょうど真ん中にあります。チーバくんのちょうど左腰のあたりですね。昔から米どころな千葉県は酒蔵の数が多いのですが、ほとんどが生産量が少なく、地産地消な感じで県外に出回らないことが多いです。とくにこの福祝は300石しか生産しませんから、なかなか出会うことはできません。

そんななか、こういった隠れた銘酒をセレクトして仕入れてくれる飲食店があるのはとてもありがたいことです。これからも隠れた銘酒を味わっていきたいです。

 

フォローお願いします。