「真穂人 手造り純米酒」千葉県産五百万石で醸す埼玉の酒

今回は、埼玉県蓮田市で1848(嘉永元)年創業の神亀酒造です。1987(昭和62)年に全量純米酒としました。埼玉県は日本酒の蔵や生産量も多いのですが、あまり酒どころというイメージがないのは、千葉県と同じく地元消費蔵が多いということでしょうか。埼玉と千葉というのは酒蔵の在り方も似ているんですかね(笑)

ということで、「真穂人 手造り純米酒」です。成田空港の周辺にある千葉県成田市、芝山町、多古町の6人の酒米生産者によって、堆肥だけで育成された五百万石を100%使用しての60%精米です。ちょっぴり草のような、土のような香りがします。旨味はあるのですが、香りに引っ張られて落ち着きません。個人的に思っている五百万石っぽくないです。

それならばと、お燗を付けてもらいました。

おちょこに柄がありますが、酒の色は黄色いです。燗を付けると香りが少し変わって旨味が強まりました。ケジャンに合わせて呑みましたが、けして負けていません。逆に甘味を感じ、口の中がさっぱりしました。

埼玉の蔵で千葉県産の米を醸すという組み合わせは、東京都民として面白いです。地元の米にこだわる蔵もありますが、このようなチャレンジも期待したいです。

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