「獺祭 純米大吟醸50」超安定感のある旨さが味わえる酒

今回は、久しぶりに味わった山口県岩国市の旭酒造「獺祭」です。

西日本豪雨で被災し、残ったタンクの日本酒をブレンドして「獺祭 島耕作」として出荷したことは記憶に新しいところです。いつもの獺祭より香り、旨味、甘味が増していて、すばらしいブレンド酒だと思いました。

というところに「獺祭 純米大吟醸50」山田錦50%精米です。純米大吟醸以上しか醸さない「獺祭」的には入門編ですね。こちらの店では普通のコップで呑むので大量に注ぐのですが、そうすると華やかな吟醸香が周辺にふんわりと広がり、ほんのりと甘く、旨味を感じます。刺身にもなんにでも合う、相変わらず綺麗なお酒です。

三割九分、二割三分と精米が上がるにしたがって、香り、味わいが澄んでいきますので、私はスパークリング50が一番好きで、二番目がこの純米大吟醸50ですね。比較的安いほうが好みです(笑)

被災のダメージをまったく感じさせず、以前と同じ味わいを届けてくれるのはさすがです。収穫できる米には出来不出来が当然あると思いますが、そこをほぼ均一の味に仕上げています。この味わいは、日本を代表する日本酒として、日本中の酒蔵のターゲットとしてもいいのではないかと思っています。外国の人が初めて呑む日本酒が「獺祭」になると、それを上回るのは、他の酒蔵はちょっと大変かもしれませんね。

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