「獺祭 純米大吟醸45」5%の差は大きかった

今回は山口県岩国市の旭酒造「獺祭」です。この4月1日より純米大吟醸50が45になりましたが、ようやく呑むことができました。このレベルでの5%の差はけっこう大きいですね。ただ三割九分と四割五分ですと以前より差が小さくなってしまったので、そこは微妙なところです。

蔵元のHPによれば「この変更は、私どもの規模が小さいうちは、製造原価が吸収しきれず、現実的に不可能でした。年間35000石以上の純米大吟醸を作り、精米歩合分を吸収できる今だからこそできる変更と考えております。」ということですので、一升3000円(税抜き)~と50より値段は150円上がっていますが、ギリギリで抑えたというところでしょうか。一時「純米大吟醸45」という商品がありましたが、これは50と39をブレンドしたものでした。今回の商品は45%に精米したものですので、まったく違うものです。

「獺祭 純米大吟醸45」山田錦100%使用で45%精米です。獺祭の中では甘味のあるほうですね。キレのよさは相変わらずで、50より呑みやすくなっています。もともと50好きだった私にとっては、より良い方向に進んでくれた感じです。

今回はいつもの店で刺身と呑みましたが、甘いえんがわなどと合わせると50のほうが辛めでいいかなと思いましたね。もちろんスッキリしているので合わないことはないんですけど。赤身にはピッタリでした。

この4月に新入社員が12名も入社するという大企業ぶりですので、これからも安定した酒質をキープしていただけることと思います。商品も豊富に流通しているので、安心を求めたいときに選ぶ銘柄のひとつです。

フォローお願いします。