「大和屋善内」喜多方産米にこだわる期待の新酒

今回は福島県喜多方市で1942(昭和17)年創業の峰の雪酒造場「大和屋善内」の新酒です。酒蔵は喜多方駅の北にあって、飯豊山の伏流水で仕込んでいます。

創業が昭和17年とは新しい感じがしますが、創業者の佐藤信八氏が、やはり喜多方にあった「大和錦酒造場」に婿入りし、東京向けに「峰の雪」を醸したことで独立しました。その経緯から、峰の雪酒造場ではレギュラー酒は東京で、特定銘柄は地元で呑まれているそうで、通常とは逆パターンで日本酒を醸しています。

この「大和屋善内」は大和錦酒造場で醸されていた銘柄で、5年前、現製造部部長の佐藤健信杜氏が復活させました。喜多方産の米にこだわって醸されているようです。健信杜氏は東京農大を卒業後、八海山酒造で約6年修業され、実家の峰の雪酒造場に戻ってきました。

今年の新酒「大和屋善内 しぼりたて 純米生原酒」も喜多方産五百万石100%使用の60%精米です。やはりにごりがありますね。ラベルにはライチとありますが、にごり特有のグレープフルーツというよりは甘味が少なく酸を感じる果実のような味わいです。爽やかで美味しいです。なかなか東京で見ることがありませんが、どんどん人気が出てきそうです。

峰の雪酒造場はこの「善内」だけでなく、「峰の雪」「蔵」「子蔵」という銘柄を醸していますが、蜂蜜を発酵させた蜂蜜酒(ミード)というものを造っています。ミード酒はワインやビールよりも歴史のある人類最古のお酒と言われているそうです。
そのミード酒「美禄(みろく)の森」、「花織(かおり)」は、会津のトチの木の花から採取した蜂蜜のみを原料に、飯豊山の伏流水と酵母で造られています。味わいが想像できませんが、機会があれば一口飲んでみたいですね。

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