「冩楽 純米大吟醸 赤磐雄町」稀少米で醸す福島県の代表酒

今回は、福島県会津若松市の宮泉銘醸「冩楽 純米大吟醸 赤磐雄町」です。同じ「雄町」でも「備前雄町」は公式HPで9月の通年商品として紹介されているのですが、「赤磐雄町」はありません。備前雄町の産地のなかで赤磐地区でできたものが赤磐雄町ということなので、生産量が少ないということからです。ちなみに、ラベルの写真がちょっと曲がってますが、きれいに撮れました(笑)

ということで、岡山県産赤磐地区雄町100%で40%精米、一回火入れの冩楽です。29BYということですので、2年弱寝かせたものですね。冩楽らしいクリアな吞み口に締まったフルーティな香り、甘味がふわっと感じられ、後口はスッキリです。締まった香りというのは、冷えているのでピーンと張った感じの香りなのですが、わかりにくいですかね。

いつでも期待通りの味わいをもたらしてくれる冩楽です。同じように期待通りの而今とは少し違ってふくらみのある味わいといえばいいでしょうか。「冩楽」が福島県を代表する味わいとなって12年ほどになりますが、このような中堅銘柄が福島県の日本酒クリーンナップを打っていることが県のレベルを上げていくことにつながっているのではないでしょうか。

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