「佐久の花 純米吟醸無ろ過生酒 spec d」長野県産米にこだわる酒蔵

今回は、長野県佐久市で1892(明治25)年創業の佐久の花酒造「佐久の花 純米吟醸無ろ過生酒 spec d」です。基本的に長野県産米「ひとごこち」をメインに使っている酒蔵です。

佐久の花酒造について

北陸新幹線佐久平から乗り換えの小海線の臼田駅に近く、すぐそばに千曲川がながれています。その立地を生かして自家水田で「ひとごこち」などを栽培して酒米として使用しています。仕込水は八ヶ岳の伏流水を使い、5代目の高橋寿知蔵元杜氏が醸しています。

「佐久の花 純米吟醸無ろ過生酒 spec d」

長野県産ひとごこち100%使用で59%精米です。吟醸香が高く人気の「長野C酵母(アルプス酵母)」の後継酵母として開発された「長野D酵母」で醸されています。こちらはリンゴのようなフルーティな香りがあり、吞み口は爽やかでほんのりガス感があり、甘味も控えめながらしっかり感じられていてキレがいいので、まさに「さわやか」がピッタリくる味わいです。

高千代酒造の59シリーズと同じ59%精米ですが、「さわやか」な感じになる精米歩合なのでしょうか。「ゴクゴク」呑んでほしいという願いもあるのかもしれません(笑)

福島県の「一歩己」も「美山錦」にこだわっていますが、この「佐久の花」も「ひとごこち」にこだわり、極めていくという姿勢に好感が持てます。どんどん旨さを向上させていってほしいですね。

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