「みむろ杉 純米吟醸 雄町 ひやおろし」ご神体の伏流水で醸す奈良の酒

今回は、奈良県桜井市大字三輪で1660(万治3)年創業の今西酒造「みむろ杉」です。大字の後ろ、三輪まで住所を書いたのは、日本最古の神社と言われ、杜氏の神様「活日(いくひ)神社」を擁し、蔵元の印「杉玉」を作って全国に送る「大神(おおみわ)神社」があるところだからです。

同じ住所にあるということは、まさに酒の神のお膝元にある酒蔵ということで、大神神社にはかなり負けてしまいますが、それでも約360年もの歴史があります。おまけに、仕込水は大神神社のご神体である三輪山の伏流水とまさにうんちくづくしの酒蔵ですね。歴史があるのに蔵人の平均年齢が20代というのもおもしろいです。

「みむろ杉 純米吟醸 雄町 ひやおろし」雄町100%使用で60%精米です。低温で長期発酵させているので、雄町の旨味が存分に味わえます。ですが重たいわけではなく、フルーティな香りに軽い甘味。女性にもオススメできる一本です。流行の味わいを造れるのは、若き蔵人のなせる業かもしれません。

基本的には契約農家による「山田錦」と奈良県の酒米「露葉風」で酒を醸していますが、雄町は特別ですね。

大神神社にお参りされる際には、参道沿いに今西酒造の売店がありますので、ぜひ味わってみてください。地元でも購入したくなることうけあいです。

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