御岳山~大岳山~鋸山からの「澤乃井園」

まもなく紅葉も終わるということで、御岳山から大岳山、鋸山をへて奥多摩駅という縦走をやってきました。

新宿駅6時46分発の「ホリデー快速」に乗って御嶽駅まで行き、御嶽ケーブルカーの滝本駅までバス、そして今回は旅程が6時間超と先が長いのでケーブルカーで頂上駅まで向かって時間の節約を図りました。頂上駅に着いたのは8時45分。長い旅の出発です。

最初に訪れたのは「おいぬ様」で有名で御嶽神社。奥多摩の神社は「天狗」と「ニホンオオカミ」を信仰しているところが多いので、狛犬もニホンオオカミです。

ちなみに御嶽神社のお神酒は「澤乃井」。お参りをすませてから、寒桜に見送られてロックガーデン、大岳山方面に向かいます。

ロックガーデンとは、昭和10年に東京府が東京緑地計画に基づいて整備した「御岳岩石園」のなごりです。「7代の滝」から「綾広の滝」までの約1キロを、渓流と露岩を利用して作られた遊歩道で、「東京の奥入瀬」というそうです。道がきちんと整備されてトイレやベンチもあり、避暑にはもってこいのところですね。綾広の滝から少し行ったところにある、門の名残を後にして、先に進みます。

大岳山頂上でジェットボイル

そこからは1時間ほどで大竹山(1266m)の頂上に到着、二等三角点もきっちり収めました。

さっそく昼食の準備にかかります。今回の縦走のメインイベントは、購入したばかりの「ジェットボイル」を試してみることでした。一番下のオレンジのスタビライザーからLPガスカートリッジ、ゴトクも上部の黒いところに収まってしまう、コンパクトな一体型コンロです。

これまではおにぎりやパンを持っていきましたが、そろそろ寒くなってきたので温かいものをと導入を決定。大岳山の山頂で組み立て、着火して湯沸しをしてみました。500mlが2~3分で沸騰し、持参したカップめんに投入。さらにコーヒーも作って山頂食を満喫しました。食わず嫌いなところがあって、山頂にコンロを持っていくなんてメンドクサイと思っていましたが、意外と軽くて便利ですね。

鋸山経由で奥多摩駅へ

晴天だった天気予報とは違って雲が多く、富士山もまったく見えなかったため、大岳山から鋸山をへて奥多摩駅に向かう道程はとくに特筆することもなく、比較的なだらかな稜線歩きといったところでしょうか。すれ違う人には「富士山見えましたか」と聞かれまくりましたが、「まったくです」と答えるばかりでした。

予想より距離が長く感じられましたが15時すぎに無事JR奥多摩駅に到着。天気に加えてもうひとつ残念なことに、奥多摩駅舎は全面工事中でその姿は見られませんでした。

澤乃井園30分一本勝負   

奥多摩駅ではホリデー快速にも乗れましたが、あえて各駅停車に乗った私は一路「沢井」駅へ。そうです、この縦走のもうひとつのメインイベント「澤乃井園」です。16時9分沢井着、「澤乃井園」は17時で営業終了なので、16時55分発の青梅行きに乗ることにして、それまでの30分一本勝負となりました。

麺類は16時で終了していたため、速攻でおでんと味噌こんにゃく、「純米吟醸 蒼天 原酒」720mlを購入。ベンチで味わいました。前日から発売していた「亀口酒」も気になったのですが、一升瓶のみの発売ということで持って帰るのに躊躇してしまい断念した次第です。

「純米吟醸 蒼天 原酒」原材料:米(国産)・米麹(国産米)、精米歩合:55%。11月22日から数量限定販売されていて、綺麗な青い瓶が立派な箱に入っています。

「澤乃井」の純米はあまり飲んだことがありませんでしたが、こちらは軽めのフルーティな香りにスッキリ旨口のスイスイ飲めてしまう系でした。

あっという間に半分無くなってしまいましたが、ちょうどいい気分で満足度100%となった私は、予定通りの青梅行きで帰路につきました。この30分間の明るさの移り変わりはこちらです。けっこう紅葉も終わりな感じですね。

長時間の長旅でしたが、「平成最後の紅葉」をベストな感じで堪能させていただきました。

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