「Faucon(フォコン) TSUYAHIME」つや姫を使った山形県の酒
今回は、山形県米沢市で1866(慶応2)年創業の浜田株式会社です。「沖正宗」が基本酒で、「興譲」「濱田」そして「Faucon」の4種の日本酒を醸し、面白いのは「okimasamune」「Faucon」名のワインも醸しているところです。山形県は米どころでもありますが、日本でも有数のフルーツの産地ですから、それも理解できますね。
ということですが、ご紹介は日本酒です。
「Faucon TSUYAHIME」山形産つや姫100%使用で58%精米の純米吟醸です。ラベルを見るとワインのようです。「Faucon」とは鷹のことですが、米沢といえば、ある年齢以上の方からするとベストセラーにもなった9代目藩主『上杉鷹山』。その名前から採った酒名が「Faucon」(ファコン)=鷹というわけです。
裏ラベルにもあります。「なせばなる なさねばならぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」。鷹山の名言ですね。
さて味はといえば、「つや姫」は食用米としてとても美味しく、私もふるさと納税で好んで頂いております。食用米を転用した酒米には「あきた酒こまち」がありますね。「あきた酒こまち」の酒はおいしくいただいております。「つや姫」のほうは、軽やかな吟醸香に、酸味がほんの少しあります。米の甘味、旨味が来て、後口はスッキリです。全体的に軽めで食用酒としていいと思います。
コロナの影響で家呑みが推奨されているので、いろいろな酒屋さんを訪れていますが、そうでもないとなかなか巡り合えないかもしれない銘柄かもしれません。やはり日本酒は一期一会です。