「萩の鶴」今年もメガネ専用の日本酒ありますか?

前回に引き続き、「目次」を見ますと、なんと宮城県がブランクとなっていました。宮城県といえば酒どころですし、辛口の酒といえば宮城県といった感じで、一の蔵にはずいぶんお世話になりました。

ですが今回は、昨年この時期に呑んだ「メガネ」です。

10月1日は「ひやおろし」の回でもご紹介した「酒造元旦」な日本酒の日ともうひとつ、メガネの日でもあるんです。

このメガネ専用の日本酒を醸しているのは1840年頃創業、宮城県栗原市の萩野酒造です。旧萩野村で創業されたので萩野酒造となっていますが、八代目蔵元はメガネをかけている佐藤曜平さんです。仕込み水は奥羽山脈の栗駒山を水源とする自然水で、自作田と近隣農家と契約栽培している美山錦、ひとめぼれ、トヨニシキや山田錦、蔵の華、他には備前雄町などを使用して「萩の鶴」「日輪田」を醸しています。

そんな萩野酒造でなぜメガネかというと、昨年テレビ(地元の放送でしょうか?)で放送されたときに明らかになった「蔵元全員メガネ」という事実からです。ラベルにも「メガネ専用 全員メガネの職人で造りました」とあります。使用米は五百万石で、特別純米です。見た目の軽さとはうらはらに、味はいたって本格的です。酸が少し立っていましたね。飲み口もスッキリして、目が覚める感じです。氷を入れて飲むのもいいということですが、店で飲んだ時にはすでにカラに近い(写真参照)状態でしたので、それは果たせませんでした。昨年は9月下旬に発売されましたので、今年も発売されることを期待しております。

他に有名な商品としてはこの「萩の鶴 純米吟醸 別仕込 夕涼み 猫ラベル」。自社田と契約農家の美山錦を使った夏酒です。少し酸が立ち、フルーティな香りとあいまって、とても飲みやすいお酒です。ラベルもかわいいですね。イラストを見ていると燗をつけたくなりますが、まだちょっと暑いですね。

 

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