「福田 純米山田錦 辛口」暑い日に合う、スッキリ辛口酒

今回は長崎県平戸市で1688(元禄元)年創業、福田酒造の「福田 純米山田錦 辛口」です。

福田酒造について

地図を見ると九州のはしっこで五島列島に近いです。蔵の歴史は古く、平戸藩の御用酒として愛飲されていたのが「福鶴」という銘柄です。現在は契約農家で栽培された山田錦を使って35%~65%精米の吟醸酒を醸しています。その他大吟醸で「長崎美人」という銘柄があります。創業当時の蔵は酒造りだけでなく、博物館としても使われており、見学することができます。

九州の蔵なので焼酎も造っており、じゃがいもを使ったじゃが芋焼酎「じゃがたらお春」のほか米、麦焼酎もあります。蔵近くの休耕田を復活させ、農家と協力して米も作っているそうです。

「福田 純米山田錦 辛口」

山田錦100%使用で65%精米です。春先に仕込まれて、ひと夏を超える直前に出荷されましたので厳密にいうと「ひやおろし」ではないですかね。それでも、控えめな香りに、辛口とはいいながらも米の旨味を感じます。口当たりも喉ごしもスッキリしていて、暑い日に冷やして呑むのにいいですね。

ラベルの下に書いてある植物のようなものは、平戸島の固有種で絶滅危惧種の「糸ラッキョウ」だそうです。

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