「福小町 オーディナリィ フクコマチ 通」コスパ最強の創業410年記念酒

今回は、秋田県湯沢市で1615(元和元)年創業の木村酒造「福小町 オーディナリィ フクコマチ 通」です。

木村酒造について

秋田県で400年以上の歴史があるというすごい蔵です。なんでも豊臣秀頼の小姓で戦功が多数あり、豊臣家の重臣となった木村重成の一族が始まりだったといいます。HPには創業者の木村治良左衛門さんから現在に至る家系図も掲載されていますので、とてつもなく由緒正しい家柄ですね。

そんな木村酒造のメイン銘柄が「福小町」です。もともとは「男山」という銘柄でしたが、明治天皇御巡幸の際に木村酒造に宿泊され、「男山」を味わったところ「福娘」という名前を賜り、その後、湯沢市が小野小町の出身地であることから「福小町」となりました。天皇の宿泊所に指定されたエピソードもかなり強力です。当時はその土地の代表者の邸宅を泊まり歩いていたわけですから、相当な豪商だったということですね。

「福小町 オーディナリィ フクコマチ 通」

創業410年記念の限定発売酒。約9年前に「オーディナリィ」というお酒を出したそうで、今回はその続編ということで「通」(two)と「日本酒“通”の皆さまにも楽しんでもらいたい」とのダブルミーニングだそうです。

酒造好適米100%使用で55%精米の純米酒です。甘いフルーツの香りがします。スッキリしているのに米の甘味と旨味が全開の濃厚な辛口です。もちろんキレもよく、刺身などに合わせる食中酒として素晴らしい出来だと思います。

創業410年記念限定発売酒なのに税込2420円とコスパ最強の一本です。

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