「神の池」鹿島神宮の献上酒

今回は、茨城県潮来市で1804(文化元)年創業の愛友酒造です。ちょっと時期を外しましたが、鹿島神宮にお詣りに行き、その献上酒ということで購入してきました。

鹿島神宮については皆さんご存知のとおり、日本で最も歴史のある神社のひとつです。祭神は武甕槌大神(たけみかずちのおおかみ)で、東北地方の平定に行った神様です。今回初めて行ったのですが、近くにある香取神宮の赤々しさにくらべ、地味な色合いはやはり勝負の神様ということでしょうか。しかし、門は赤かったです。

本殿にお詣りしてから参道を奥に進んでいくと、左に「さざれ石」と「鹿園」があります。

上の写真が「君が代」にあるさざれ石です。小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化した「石灰質角礫岩」のことで、だんだんと大きくなって固まっていくということから千代に八千代にということなのですね。

「鹿園」ですが、なぜ鹿がいるのかというと、奈良県の有名な「春日大社」は、鹿島神宮の武甕槌大神を分祀して創建されたのですが、その際に神様を鹿にのせて運んだということで神鹿とされているからです。そのことから、春日大社の周囲にある奈良公園でも鹿が神の使いということで放し飼いにされているということですね。

それだけでも鹿島神宮の古さがわかります。

で、ようやく献上酒の「神の池」です。門の脇に樽が献上されています。

「神の池」国産米使用で醸造アルコール、糖分、酸味料添加です。辛口のアルコール感満載のお酒なので、冷やで飲むよりは熱燗でもろもろ飛ばしてから呑むといいですね。

肩ラベルには「みたらしの池名水仕込」とあります。「みたらしの池」とは、鹿島神宮の一番奥にある「御手洗池」のことで、1日40万リットルの湧水があって、写真のとおり底が見えるほど澄んだ水です。大寒にはこの池に入って禊を行うそうです。

この水を飲むと体が清められるということなので、この水で仕込んだお酒でも同じですね。整った感じがします。いいことがありますように(笑)