「榮光冨士 暁乃翼 2024」開栓要注意のドライなおりがらみ
今回は、山形県鶴岡市で1778(安永7)年創業の冨士酒造「榮光冨士 純米酒 無濾過生原酒 暁乃翼 澱絡み 2024」です。
冨士酒造について
冨士酒造は「賤ケ岳の七本槍」の一人、加藤清正の流れをくんでいます。福島正則と同様、関ケ原の戦いでは徳川方の東軍につき、生前は熊本や大分などを治めていましたが、清正死後3代目の忠広の時代に改易されて出羽庄内藩預かりとなりました。その加藤忠広の女子が冨士酒造の祖となって、現在の13代加藤有慶社長に至ります。定番商品から限定品まで非常に多くの商品を出されていて、どれも一定以上の味わいを実現しているのが特徴です。
「榮光冨士 純米酒 無濾過生原酒 暁乃翼 澱絡み 2024」
はえぬき100%使用で65%精米、協会10号酵母で仕込んでいます。噴出注意とありますが、うっかりやってしまい3分の1ほど噴出してしまいました(泣)。それほどの炭酸ガスでしたが、呑む時は適度なガス感、甘味は少なくドライな感じ、おりがらみだけに舌触りが柔らかでキレもよく美味しいです。刺身におすすめとありますが、その通りでした。
夏場のおりがらみは開栓注意ですね。改めて学びました。