「春霞 木の葉ラベル」80%精米の旨い食中酒

今回は、秋田県仙北郡美郷町で1874(明治7)年創業の栗林酒造店「春霞 木の葉ラベル」です。

栗林酒造店について

秋田県「NEXT5」のうちのひとつです。栗林酒造店のある美郷町は湧水が多く、それも軟水なので、酒造りに適した土地です。また町名のとおり秋田県の酒米「美郷錦」のふるさとでもあります。「美郷錦」は「山田錦」と「美山錦」を掛け合わせてできた酒米で、蔵元はもちろんこの「美郷錦」を中心に「春霞」を醸しています。

「NEXT5」ですが、ご存知の通り「新政」「一白水成」「山本」「ゆきの美人」とこの「春霞」です。これらの蔵では新政の6号酵母を使うことが多いのですが、栗林酒造では9号酵母の原形である熊本酵母(KA-4)のほか、亀山酵母を使用しています。亀山酵母は「春霞」の仕込蔵から分離したオリジナル酵母で、前杜氏の亀山精司さんの名前を付けたものですから、栗林酒造の酵母と言えます。

「春霞 木の葉ラベル」

美郷錦100%使用で80%精米です。あえて米を磨かない限定酒となっています。冷蔵するとほとんど香りは無く、常温だとほんのり甘いフルーツの香り、酸味でキレキレですが、米の旨みを感じます。食中酒として抜群な味わいです。

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