「天明『中取り零号』」爽やかで軽やかなおりがらみの新酒
今回は、福島県河沼郡会津坂下町で1904(明治37)年創業の曙酒造「天明『中取り零号』」です。
曙酒造について
会津坂下町は、会津若松の近くにあります。曙酒造のそばには「飛露喜」の廣木酒造があります。現在の蔵元杜氏は38歳の鈴木孝市氏で、さまざまなチャレンジを行っています。「コンセプト・ワーカーズ・コレクション」の「天明 MITSUGO」シリーズやお求めやすい価格設定で楽しめる純米大吟醸「ちょいリッチ」シリーズ、蔵の創業以来、初めてとなる山廃仕込みの純米酒「HOMURA(ほむら)」、地元のヨーグルトで造った新感覚リキュール「スノードロップ」などなど。
「天明『中取り零号』」
会津産瑞穂黄金100%使用で65%精米です。「ふくしまが一番早く出逢う米・瑞穂黄金」とあるように、極早生品種の瑞穂黄金を使った、いち早い2024年の新酒のようです。爽やかで軽やかな口当たりのおりがらみで、酸味、ほどよい甘味があり、ゴクゴク呑める美味しさです。新酒の時期から少し早く味わえた「零号」です。