「大嶺3粒 火入れ 山田錦」キレのある甘めの酒

今回は、山口県美祢市大嶺町で1822(文政5)年創業、1955(昭和30)年休業、2010(平成22)年に復活を遂げた大嶺酒造「大嶺3粒 火入れ 山田錦」です。
大嶺酒造について
2010(平成22)年、美祢市出身で、ニューヨークのデザイン会社に勤務していながら故郷での酒造りを志した秋山剛志さんによって、休業していた大嶺酒造を、設備も何もないところから復活。蔵の再スタートにあたって、生み出された新たなメイン銘柄は「Ohmine」。現在は、2018年4月18日山口県美祢市秋芳町にオープンした、カフェも併設されている新蔵で醸されています。酒蔵近くの水田や仕込み水には地元の『弁天池』の湧水が使われていてアルコール度数は14〜15度前後に調整されています。スウェーデンのストックホルム・デザイン・ラボによる印象深いデザインは、純米大吟醸は1粒、純米吟醸は2粒、純米酒は3粒となっています。
大嶺3粒 火入れ 山田錦
山田錦100%使用で50%精米です。アルコール度数は原酒で14.5%。開栓直後は軽いガス感、苦味のある甘味、ぶどうのような味わい。1週間ほど冷蔵庫で保管した後は、チョコレートのような甘い香り、酸味がわずかに、きれいな甘味、キレよし。甘い果実の余韻となりました。時間を経過すると甘味が増してくるようです。甘めの酒がお好きな方にはいいと思います。