「仙丈ケ岳」初の3000m級、南アルプスの女王を日帰りで制覇

今回は、7月20日夜から21日にかけて行ってきた「仙丈ケ岳」のレポートです。私にとっては初の「3000m」級ということで、比較的なだらかとされる仙丈ケ岳を選びました。この時期、北岳などの白峰三山、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳の北沢峠登山口はマイカー規制されているので、山梨県側の芦安駐車場に車を停めてバスで移動ということになります。

20日夜19:30に下町を出発し、芦安駐車場には23時に到着。キレイなトイレがあってバス停に最も近い第2駐車場は満車だったのですが、その次に近い第3駐車場に停めることができました。こちらにも簡易トイレがあり、不便はありません。

仮眠をとった後、5時15分発の広河原行きのバスに乗ります。今回は人数も少なく全員座れましたが、普通の路線バスの車両のため、人数が多いと立ちっぱなしになるそうです。人気エリアのため、これからの季節はけっこう混雑が予想されますね。

芦安駐車場から1時間ほどで広河原のターミナルに到着。北岳に登る人はここからスタートですが、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳に登る人はここでバスを乗り換えて北沢峠に向かいます。30分ほどで北沢峠に到着。登山口の看板の後ろにいるバスと建物が北沢峠のターミナルです。

7時7分に登山口をスタート、森の中を登っていきます。なだらかというには少々キビシイ感じの登りがしばらく続きますが、景色はあまりよくありませんね。そして8時半に登山道の分岐となる大滝頭に到着しました。推奨コースではここから馬の背コースに入って頂上を目指し、帰りに小仙丈ケ岳を通過するというものですが、景色が見られないということで、逆のコースをとることにしました。

結果的にはこれが大正解で、下りのときは雲がでて、景色はまったく見られなくなっていたのです。

しばらく「南アルプスの女王」と呼ばれる姿がほうふつされる稜線を登っていると、高山植物がところどころに見られ、小仙丈ケ岳のピークが見えてきました。左は独特な形状を見せる「甲斐駒ヶ岳」、右は遠くに富士山も頭をのぞかせてくれています。

すると、下ってきた親子連れが、「そこでライチョウを見た」と言っています。たしかにハイマツが生え始めているところでしたので、いてもおかしくないと思いながらキョロキョロして登っていると登場してくれました。

さすがの保護色でよく見ないとわからないですね。携帯のカメラの望遠を最大にしてこの大きさです。1羽だけで鎮座されていらっしゃいました。時刻は午前9時35分でした。

そして、2分後に小仙丈ケ岳のピーク。標高が高いからなのか、少々息苦しい感じもして、途中からスピードが上げられなかったのですが、まあ、いいペースですかね。小仙丈ケ岳を超えると、いったん下ってまた登りです。正面には小仙丈沢カールが見えます。右側には藪沢カールも見え、白いのは氷です。

そんなこんなで景色を愉しみながら10時51分、標高3033mの仙丈ケ岳ピークに到着しました。途中で休憩を少しづつ取ったので、実質3時間半というところでしょうか。甲斐駒ヶ岳も綺麗に見えています。

二等三角点です。頂上の岩の間からもかわいらしい花が咲いています。

いつものジェットボイルで湯をわかしてカップ麺とコーヒーで一服です。一時間ほど休憩して、仙丈小屋経由馬の背コースで下山を開始しました。仙丈小屋を超えて下山コースを少し行くと、鳥が鳴いています。その声のほうを見ると、またいらっしゃいました。それも子供たちと一緒のライチョウです。

写真のように草のところにいてくれたので、全身がわかりますね。周囲には6羽ほど子供がいて、それぞれが別々にいたので一羽しか撮れませんでした。バラバラに遊んでいる子供を親鳥が呼んでいたのかもしれませんね。

馬の背コースはけっこう岩岩していて、下山にはあまり歩きやすいとは言えず、遠景も見られなかったのですが、行きとは違う環境なので飽きずに下れました。

登山口には14時50分着。3時間ほどかかってしまいました。下りに時間がかかるのが課題ですね。

帰りのバスは16時。人数も揃っていたので速く出発してくれるのかと思ったらそんなこともなく、出発したのは定刻通り。広河原に着いたときに乗合タクシーがあったので、そちらに速攻乗り込みました。料金は1300円で、芦安駐車場までバスが1230円ですから、70円しか違わないので早さ優先だとこちらが一択です。16時30分発で芦安駐車場には17時10分くらいに着きました。

車中泊日帰りなので、厳密にいうと日帰りではないのかもしれませんが、いずれにしても、梅雨の合間ということで、そんなに混雑もなくてよかったです。曇り空でしたが、山々はキレイに見えていたので、初の3000mと初ライチョウは大満足の行程でした。


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