「上喜元 純米吟醸 仕込第四三号 ”渾身”」内藤新杜氏の渾身を味わうべし

今回は、山形県酒田市日吉町で1946(昭和21)年創業の酒田酒造「上喜元 純米吟醸 仕込第四三号 ”渾身”」です。

酒田酒造について

酒田酒造は1946(昭和21)年、「男山」「養老」「藤屋」「千里井」「玉の川」という名前の酒を醸していた5つの酒蔵が合併して誕生しました。なので、創業ではなく誕生と書いたわけです。生産量のほとんどが吟醸以上で酒名の「上喜元」は「上質な喜びの元」という意味を表しています。代表取締役は伝説の杜氏、佐藤正一氏です。

「上喜元 純米吟醸 仕込第四三号 ”渾身”」

昨年まで酒田酒造の代表取締役社長兼杜氏の佐藤正一氏の名を冠していた「渾身」ですが、今年の新酒から杜氏が「絶対温燗」を持つ男「内藤大輔」氏に代わりました。何度もお会いしているので感慨深いものがあります。

使用米は麹米に山田錦と掛米に酒造好適米を使用、55%精米です。開栓直後は微ガス感があって酸味強め、フルーテイな香り、あとから少し甘味。3日経つとガス感はなく、香りは同じく、ほんのり酸味のスッキリ甘味、綺麗な味わいでキレもよしと、これまでとは違う美味しさを醸し出しています。これが内藤流ということですね。

内藤ファンの私ですので、この一本は欠かせないものです。皆さんにもぜひ呑んでいただきたいと思います。

 

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