「まんさくの花 未来酒」大潟村農業の未来を見据える酒

今回は、秋田県横手市増田町で1689年創業の日の丸醸造「まんさくの花」限定バージョンの「未来酒」です。なんの未来かというと、農業の未来です。

働き手の高齢化・後継者不足や減反政策等による耕作放棄地の増加等、深刻な問題を抱えている農業の将来のために2016年8月、秋田県大潟村に設立された「株式会社みらい共創ファーム秋田」は、大潟村の遊休農地や未利用地を活用してコメ作りや畑作に取り組んでいます。

その考えに共感した「日の丸醸造」が、「みらい共創ファーム秋田」の作った「秋田酒こまち」を使って醸した酒が「未来酒」です。搾り方が異なる「R-Style」と「S-Style」それぞれに精米歩合88%と44%の計4種類あって、今回呑めたのは「R-Style44」と「S-Style88」の組み合わせです。

RとSの違いは搾り方としか書いてありませんので、雫取りのSなのか、ろ過のRなのかわからないのですが、R-Style44はスッキリとした味わい、S-Style88は綺麗なうえに力強さがあって、「S-Style」のほうが好みでした。

「まんさくの花」で「あきた酒こまち」はこれまでにも使われていますが、今回は特別な酒米で搾りと精米を変えて醸すということで、力の入れようがまた異なっているのかもしれません。

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